内容紹介
信長が時代をつくったのではなく、時代が信長を要請した 残虐、勤王、革新、そしてその否定……。時代によって移り変わる信長の評価だが、歴史学が示すべきは「なぜ、信長によって戦国時代は終焉を迎えたのか」という問いへの答えだ。 そう考えるのは、信長を英雄視することでも、普通の大名であると単に旧説を否定することでもない。後に江戸幕府となっていく、ひとつの大きな権力が準備される過程で、信長という存在が生まれてきた。それは、信長の個性が時代をつくったのではなく、時代が彼を要請したのだと捉えられる。本書はそうした歴史の構造を明らかにするものである。 宗教、土地、軍事、国家、社会から見た「歴史的人間」としての信長の姿を日本史の中に位置付ける。
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