人文・思想・社会
ことばと世界が変わるとき
朝倉友海
トランスビュー · 2024年2月20日 · 244ページ
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内容紹介
言葉の意味が変わってしまうのはなぜか。 単語の指すものの内実が変わったり、同じものを指していたとしても受け止め方が変わったりする。同じ一つの文の意味も決してずっと同じであり続けるわけではない。 このとき、私たちにはいったい何が起きているのだろうか。 そもそも、「意味」とは何なのか。 「自己」とは何か、「出来事」とは何かといった、哲学ではよく知られたさまざまな問題と交錯しながら考察する。 はじめに Ⅰ 意味変化という主題 1意味をめぐる問い 言葉の「意味」とはーー接続詞と動詞を手がかりに 浮かび上がる「意味」--単語から文へ 意味をめぐる考察の略史 物とも心とも異なるもの 2意味は変化する 意味が変わるとはどういうことか 語の意味の変化 文の意味の変化 受け止め方や推論をめぐる意味変化 3意味が通じないとき 意味変化と誤解 述定内容の変化 異なる文脈への気づき Ⅱ 事実へといたる意味 1意味は幻なのかという疑い 消えてなくなるもの 言葉がもたらす間違いーー論理分析の効力 空性を体得する 消えずに残るもの 2確固たる意味についてーー存立・出来事・事実 構文的な対象性ーー「存立」か「実在」か 隠された出来事 出来事という存在者 たんなる意味から「事実の概念」への移行 3事実のもつ客観性 事実を知る〈私〉 異なる者の認め合い 事実と意味変化 Ⅲ 意味をもたらす自己 1行為する自己の意識 〈私〉と〈私〉以外を分けるもの 自己への気づきと身体 世界への自己の刻印 自己表現としての行為 2視野を拡げること 局所的な視野の単層性 局所的な視野の接続による拡大 広域性と「心の壁」 3視野の揺れ動き 自己を揺るがす遭遇 述語の意味が変わる 揺れ動きつつ生きる Ⅳ 世界の意味が変わるとき 1厚みのある観点の獲得 重層性を増す経験 役割・立場をもつ 様相性を獲得する 2自己へ問いを向ける自己 理想と生きる意味 自己を変える自己 観点がともなう意志 意味を与えるもの 3自己の変様、世界の変貌 剥き出しの現実 意味が到来する 変様なのか開示なのか おわりに あとがき
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