小説・エッセイ
カフカエスクを超えて : カフカの小篇を読む
松原好次
春風社 · 2023年4月
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内容紹介
パンデミックや戦争など超現実的な事態が現実に起きている現代にカフカを読む。エッセイ集『ことばへの気づき』(2021年)続篇。 はじめに 第一部 現実と非現実の境を行き交う (1)「商人」-膝をかがめて細い鏡をのぞきこむ (2)「天井桟敷にて」-〈止めろ〉と渾身の叫びを上げるやも知れない (3)「隣人」-ハラスは、いつも非常に急いでいて・・・ (4)「夜に」-なぜおまえは目覚めているのだ? (5)「雑種」-半分は猫、半分は羊という変なやつだ。父からゆずられた (6)「家父の心配」-誰の害になるわけでないのは明らかだが・・・ 第二部 脇に身を置いて眺める (1)「小さな寓話」-この長い壁がみるまに合わさってきて (2)「根気だめしのおもちゃ」-球の意見によると・・・ (3)「もどり道」-心の影は消えてくれない (4)「乗客」-ぼくは電車のデッキに立っている (5)「はげたか」-血のなかではげたかが溺れたのを見て、ほっと安心した (6)「ポセイドン」-大洋の底に鎮座して、たえまなく計算しつづけていた (7)「セイレーンたちの沈黙」-オデュッセウスは、彼女らの沈黙を聞かなかった 第三部 終わらないように終わる (1)「こま」-不器用な鞭で叩かれたこまのように、彼はよろめいた (2)「皇帝の使者」-使者はなんと空しくもがいていることだろう (3)「出発」-遠くから、喇叭の音が聞こえてきた (4)「新しいランプ」-全部が片付きしだい、新しいランプを支給しよう (5)「中庭の門をたたく」-妹は、その門をたたいた (6)「掟の門」-この門は、おまえひとりのためのものだった あとがき
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