鷗外の甍
坂井修一
短歌研究社 · 2025年4月16日
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内容紹介
吾もきみも河原乞食とながらへて閻浮は歌の花ざかりなれ 2024年「鷗外守」20首にて第60回短歌研究賞を受賞した著者の第十三歌集。 歌集冒頭の頃、著者は大学の附属図書館長となった。 定年を迎えた今もその鷗外ゆかりの図書館の仕事を続け、自らを「鷗外守」と任じている。 あとがきには、「森鷗外。石原純。北原白秋。木下杢太郎。釈迢空。南原繁。馬場あき子はじめ現代歌人たち。歌集題『鷗外の甍』は、明治から連なる皆さんへのオマージュです。」と記し、科学者であると同時に歌人であることに思いを巡らせている。 2021年春から2025年新春までの507首を収録。 【収録作品より】 妻も吾も梅雨のあらくさ戦争のすきまに生きて六十余年 ──「梅雨のあらくさ」 「出征」は出づるにあらず征くならずサイバーの野に矢を放つこと ──「出征」 ちりあくた舞ふうつしよの昼の鐘帰りなむいざ鷗外文庫 ──「鷗外守」 わたくしは世界とおなじ壊れものペットボトルを双手でつぶす ──「世界とおなじ壊れもの 1朝刊」 AIもおもしろけれど薔薇咲けばブリコラージュの歌を歌はな ──「擁腫」 装幀=岡 孝治(Oka Design Office) 漏刻 休学届 梅雨のあらくさ 夏の雛 オレステース 幸せな母 出征 悪趣味 直学拒世 三割 たけとガリレオ 二十五時 鷗外守 死びと 海境 友とするに 白秋謹呈『櫻』を購ふ 四十雀 コピー 世界とおなじ壊れもの 1 朝刊 2 葦とAI 3 伝令と薔薇 4 新宮へ 5 鷗外文庫 猟犬 アルキメデス しらひげ 大日越 父のふるさと 桜道中 擁腫 森の中へ 紙風船 あとがき
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