妄想の世界史

妄想の世界史

ビクトリア・シェパード/ナショナル ジオグラフィック/柿沼 瑛子

日経ナショナルジオグラフィック社 · 2023年2月17日

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内容紹介

「私の身体はガラスでできている」 妄想ーーそれはただの思い込みか、深刻な病か、 それとも、無限の想像力が編み出した究極の「生存戦略」なのか。 史実に見る、10の奇妙なケース。 「妄想」は当事者以外には奇妙でおかしなものだと思われがちだが、 過去の記録に注意深く目を凝らせば、驚くほど日常的で役立つことがわかる。 そこには実に巧妙かつ切実な、生き延びるための心理的作用が働いているのだ。 ファンタジックな世界への逃避に見えたとしても、本質的な意味においては逆で、 妄想とは、個人が現実世界と関わっていくための、必死の「戦略」なのである。 英BBCで10シーズン続いた人気ラジオシリーズ”A History of Delusions(妄想の歴史)”の制作者が、文化・社会・宗教・精神医学の観点から「妄想」を読み解く、壮大な歴史絵巻。 人間の歴史は、百花繚乱の「妄想」に満ちているーー! 第1章 お針子マダムMの「毎日替わる娘」と「すり替えられた夫」 第2章 元諜報員J・T・マシューズが説いた「エア・ルーム陰謀論」 第3章 「憂鬱(メランコリー)」に呑まれ自死した『憂鬱の解剖』の著者ロバート・バートン 第4章 新興宗教に心奪われた弁護士F・スピエラの「絶望」の果て 第5章 「ガラス妄想」フランス王シャルル6世の繊細すぎる肉体 第6章 極貧のマーガレット・ニコルソンーー我こそ「正統なる英国女王」 第7章 革命が招いたギロチンのトラウマと、「頭を失くした」時計職人 第8章 権力への憧れと「誇大妄想」、街に溢れる「自称ナポレオンたち」 第9章 私はもう死んでいるーー罪深きマダムXの「歩く死体」症候群 第10章 恋愛妄想(エロトマニア)--愛人レア・アンナ・Bがすがった国王の熱情

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