科学・技術
都市と堤防
難波 匡甫
水曜社 · 2017年3月25日 · 192ページ
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内容紹介
沖積低地に形成された東京と大阪は歴史的にも水害の危険が高い都市 である。その一方で人々は水辺を最大限に活用し、生活を支える存在として深い関係が築かれていた。 近代になり戦後復興から高度経済成長期を迎えると、水質汚濁の進行や船舶から鉄道への交通手段の転換が進められた事などから、人々の水辺との関わりも徐々に暮らしの面から、工業用水としての地下水確保による地盤沈下、大雨や台風による高潮対策に政策の重点が移ってゆく。 本書は東京と大阪における高潮対策の経緯と近年の耐震強化の状況を踏まえながら都市形成における河川のあるべき姿を考え、人々と水辺の関係性を再構築する。地域を水害から守る安全性の高いまちづくり、そして水辺の歴史や文化を育み地域の財産として継承するためにどのような都市整備が必要なのかを考察する。 1.都市における水の制御 東京と大阪 1-1 水に翻弄されていた中世以前 1-2 都市化が進む近世 1-3 近代以降の東京と大阪 2.水辺の暮らし 2-1 水辺と人のかかわり 2-2 河川舟運 内川廻し 2-3 東京の現状 2-4 大阪における水辺の暮らし 3.高潮対策の背景と萌芽 3-1 高潮対策の背景 3-2 高潮対策の萌芽 4.水害と高潮対策 4-1 室戸台風と応急的な高潮対策 4-2 伊勢案台風と高潮対策の恒久化 5.もうひとつの高潮対策計画 5-1 東京都議会の対応 5-2 もうひとつの高潮対策計画 6.東京における高潮対策の耐震化 6-1 河川における経緯 6-2 海岸における経緯 7.高潮対策の技術 7-1 大阪の高潮対策 7-2 水辺の暮らしを守るまちづくり 7-3 次世代を牽引する水辺活用と防潮堤
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