ポスト印象派とユートピア

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ポスト印象派とユートピア

永井隆則

三元社

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内容紹介

ポスト印象派の巨匠たちは、なぜ独自の表現を追求したのか? 彼らが共有した「ユートピア芸術論」という新たな視点からその深層に迫る。印象派を経験しつつも、近代化社会の矛盾に批判的な眼差しを向け、理想郷を夢見た画家たちの創造的思考を紐解き、美術史におけるその位置付けを再定義する。 [目次] 序論 ユートピア芸術論の可能性 11 永井 隆則 第1部 ポスト印象派以前のユートピア 古代末期のユーラシア美術におけるユートピアーー天国、地獄、そしてもう一つの世界 37 ヤシュ・エルスナー 加藤 磨珠枝 訳 十七世紀イタリアにおける「地上の楽園」の表象 60 倉持 充希 十八世紀フランス絵画におけるユートピアーー理想の現実化としての庭園 86 吉田 朋子 変容する記憶と別様の世界ーー《スキュタイ人のもとに追放されたオウィディウス》から考えるドラクロワのユートピア 111 西嶋 亜美 第2部 ポスト印象派のユートピア 1 記憶と郷愁 140 「ユートピア」か「ユークロニア」か? 南洋のポール・ゴーギャン 141 ダリオ・ガンボーニ 藤原 貞朗 訳 セザンヌの郷愁ーーユートピア、記憶、幻想 160 ニナ・マリア・アタナソグルー・カルマイヤー 永井隆則 訳 ポール・ゴーギャンとブルターニューー南洋にもたらされた雪景色の追憶 181 小泉 順也 2 アナーキズム 202 ファン・ゴッホのパリンプセスト・ユートピアーー日本、南仏、アナーキズム 203 圀府寺 司 カミーユ・ピサロにおけるユートピア思想と絵画制作 231 深尾 茅奈美 ポール・シニャックーー《調和の時代》におけるアナーキズムのユートピア 256 マリナ・フェレッティ 深尾 茅奈美 訳 3 自律性と現象学 274 ユートピスト、セザンヌ 275 永井 隆則 ユートピア/セザンヌ 304 ドニ・クターニュ 工藤 弘二 訳 キュビスムにおける「現象学的ユートピア」と劇場空間 329 松井 裕美 4 エコー、デザイン、装飾、ジェンダー 354 エコーとしてのユートピア、デザインされたユートピアーーピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌの牧歌的なイメージ 355 エメ・ブラウン・プライス 蔦谷 典子 訳 ユートピアと「女性の芸術」--マリー・ローランサンを中心に 376 天野 知香 マティス作品に向けられたユートピア的まなざしーーマシュー・ステュアート・プリチャードの思索 408 レミ・ラブリュス 小寺 里枝 訳 あとがき 431 ーーーー 人名索引 1 Summaries 11 ユートピア文献表 27

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