内容紹介
本のなかの世界は、永遠だ。--多忙な日々のかたわらにある本、大好きな作家や歌人たち、そして旅の思い出。なつかしい風景がよみがえる、待望の書評&エッセイ集。 定価1800円+悪税 1 今、そばに居るひと 一人きりではないときの 佐助に導かれて──谷崎潤一郎『春琴抄』 「すきま」に生きる永遠の女の子──江國香織『すきまのおともだちたち』 阿寒のカンテラ 「優雅」は、こんなにもつつましやかに存在するのだ──山田詠美『無銭優雅』 ロマンティックのマナー 愛の言葉の記憶──内田百間『恋文』 夜を生きる恋──岡崎祥久『首鳴り姫』 丁寧に感じ、丁寧に生きること──野中柊『きみの歌が聞きたい』 チャームポイントのマナー 恋愛の怖さと甘さ──ダン・ローズ『コンスエラ 七つの愛の狂気』 2 小さな光をあつめるように 先に生まれてはきたけれど 玄関先のマナー こころに描く「幻」の効力 薬品の匂い漂うなかで──星新一 命の輝き──岡本かの子『家霊』 絵を習う 昨日、花を買った その場のその場、その言葉たち──三崎いしいしんじ祭 食材のマナー ものすごく悲しくて、きれいな光──川上弘美『パレード』 あたたかい謎──堀江敏幸『めぐらし屋』 3 切なさの先にあるもの 夜明けのマナー 「なんでもなさ」の残酷さ──江國香織『赤い長靴』 見えないところのそこが 冬の動物園にて動物を想う ひとしずくの闖入者がもたらすもの──野中ともそ『ぴしゃんちゃん』 白いいどころ 都市の底の幼虫の眠り──栗田有起『オテル モル』 ふる時ふる星 与謝野晶子を演じる者としての与謝野晶子 4 とまどいながら生きていく 生きていくための呪文 あの日の歌 「かわいそう」の神髄に迫る──綿矢りさ『かわいそうだね?』 ひとことのマナー 特別な興奮──八月の青い空 官能の内実──井上荒野『雉猫心中』 沈黙のマナー 産みどころ 神秘と理知──萩原規子『これは王国のかぎ』『樹上のゆりかご』 人間関係のマナー 「まことの心」に通じる言葉──田辺聖子作品について 地表の歴史 あとがき
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