ど忘れ書道

ど忘れ書道

いとうせいこう

ミシマ社 · 2020年7月17日

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内容紹介

私の崩壊。 その過程をみなさんに目撃していただきたいと思う。 忘れの天才がしたためた、9年間の怒濤の「ど忘れ」記録。 何の役にも立ちません。by著者  人前でなくて本当によかった。自分一人で考え事をしている最中であった。耄(もう)碌(ろく)という次元を超えていると思った。背中に冷たい汗が流れた。「思い出す」という言葉を思い出せないということに、人格的な崩壊があった。(略)ああ、思い出すだ! と思い出したとき、安堵するより逆に恐くなった。そんな単純な言葉を忘れていたという事実に直面したからだ。もっと難解な言語だったらよかった。想起するとか、アウフヘーベンするとか、失念するとか、アプリオリな何かとか、そういうあれなら。--本文より

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