人文・思想・社会
甲州、天保期の異常気象が作った郷校「松聲堂」
小野 捷夫
アスパラ社 · 2025年3月27日
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内容紹介
江戸後期、生産力の乏しい西野村に郷校「松聲堂」が設立された。郷校とは幕府直轄の教育機関である。御勅使川扇状地にある村(現南アルプス市)は乏水地帯であった。追い打ちをかけるように「天保の大飢饉」が起こり、寒冷と大凶作は村人の生活とともに心までをも蝕んでいく。状況を打開すべく長百姓たちは立ち上がる。発起人たちは心労に耐え、財産をも失いながらも子どもたちの教育のためにと初心を貫き通した。その後、西野地区は果樹栽培などで豊かな地域となった。発展の礎が教育であることを現在に伝えてくれる。
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