親鸞(第1巻)

親鸞(第1巻)

吉川英治

1万年堂出版 · 2015年10月

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内容紹介

中村錦之助主演で映画化もされ、大ヒットした名作。国民文学作家として多くのファンを持つ吉川英治の作品を、文庫本ではなく単行本で、しかも大きな活字で味わいたい、という読者の要望に応え、全4巻を順次刊行します。 『宮本武蔵』『三国志』『新・平家物語』など、数々のエンターテインメント小説を生み出した吉川英治の小説第一作が、30歳台に書いた「親鸞記」でした。その後、40歳台に書き改めたのが本書。 なぜ激しい非難を覚悟してまで、親鸞は公然と結婚したのか。波乱の生涯を、吉川英治の名文が描きます。 (主な内容) 平家が全盛を誇っていた頃、十八公麿(のちの親鸞聖人)は、京都の藤原家に生まれた。平安貴族の嫡男でありながら、なぜ、わずか九歳で出家したのか。得度式の前に次の歌を詠んでいる。  明日ありと 思う心の あだ桜   夜半に嵐の 吹かぬものかは   (今を盛りと咲く花も、一陣の嵐で散ってしまいます。    人の命は、桜の花よりもはかなきもの……) 比叡山で、範宴と名を改め、仏道修行へ。10年間、どれだけ勉学に励んでも、心に明かりがともらない範宴は、大和へ遊学に向かう。久しぶりに下山した京の町は、平家の滅亡とともに、変わり果てていた。人も、社会も、激しい無常の中にいることを知らされるのであった。

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