小説・エッセイ
彼らは世界にはなればなれに立っている
太田 愛
KADOKAWA · 2020年10月
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内容紹介
「この町はとっくにひっくり返っている。みんなが気づいていないだけでな」 〈はじまりの町〉の初等科に通う少年・トゥーレ。ドレスの仕立てを仕事にする母は、「羽虫」と呼ばれる存在だ。誇り高い町の住人たちは、他所から来た人々を羽虫と蔑み、公然と差別している。町に20年ぶりに客船がやってきた日、歓迎の祭りに浮き立つ夜にそれは起こった。トゥーレ一家に向けて浴びせられた悪意。その代償のように引き起こされた「奇跡」。やがてトゥーレの母は誰にも告げずに姿を消した。 消えた母親の謎、町を蝕む悪意の連鎖、そして、迫りくる戦争の足音。 ドラマ「相棒」の人気脚本家が突きつける、現代日本人への予言の書。
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