独裁の政治思想

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独裁の政治思想

猪木 正道

KADOKAWA · 2019年10月 · 角川ソフィア文庫

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内容紹介

「現代世界を見渡すと、右も左も独裁体制が蔓延しているーー。(略)現況を前もって見事に予測した先見の明」(解説より) 独裁は暴政とは異なり、自己を正当化する政治理論・思想を持つ。 にもかかわらず、独裁は暴政へと常に変質していく。 指導者は一日でも長く権力のポストに止まろうとするからだ。 20世紀独裁の二大典型、スターリンとヒトラーの独裁を理論史的に究明し、独裁体制の特質を明示した金字塔的著作。 レーニン主義と毛沢東思想の共通点も怜悧に分析している。 解説 木村汎 第一章 独裁の概念  まえがき  一 カール・シュミットの具体的例外性  二 ラスウェルの権力集中  三 コバンとノイマン  四 ローマの独裁ー古典的独裁から僭主的独裁へー  五 ギリシアの僭主制  むすび  附 独裁の分類 第二章 独裁の政治思想  まえがき  一 指導の正当化  二 公敵との闘争  三 法則の支配  四 法則の執行ー終末論 第三章 マルクス・レーニン主義の革命独裁理論  一 マルクスのプロレタリアート独裁理論  二 プロレタリアート独裁の政治機構  三 マルクスにおけるプロレタリアート独裁理論の前提  四 レーニンのプロレタリアート独裁理論 第四章 マルクス革命・独裁理論の修正ーーマルクス主義と大衆意識ーー  一 ニュルンベルク綱領とアイゼナハッハ綱領  二 アイゼナッハ綱領のラッサール主義とブルジョワ民主主義  三 ゴータ綱領  四 社会主義弾圧法 第五章 レーニン、スターリンにおけるプロレタリアート独裁理論の発展  一 大衆に対する前衛党の指導=独裁  二 プロレタリアートと農民の革命的民主主義的独裁  三 帝国主義論と独裁理論  四 党員に対する党機関の独裁  五 独裁権力の創造性ー 一国社会主義の論理ー  六 社会主義的原始蓄積  七 階級闘争の激化と国家権力の強化 第六章 レーニン主義と毛沢東思想  一 両者の共通点  二 中国の強調  三 無神論と修養=自己改造  四 人民内部の矛盾 第七章 ヒトラーの政治思想  一 まえがき  二 生存闘争ーー自然淘汰  三 人種主義  四 反ユダヤ主義  五 反議会制民主主義  六 反マルクス主義  七 生存圏ーー対ソ戦争  八 むすびーー反キリスト教 第八章 ヒトラー独裁の政治過程(一九三三 -九三八)  一 ヒトラー内閣の成立  二 放火緊急令と授権法  三 反ユダヤ主義、政党と社会集団の解体と再編  四 SAの粛清と総統就任  五 独裁の完結(一九三四ー一九三八) 補論 第一章 政治権力の変革過程  一 政治権力の構造  二 旧政治権力の崩壊  三 新政治権力の形成 第二章 独裁の政治過程  一 独裁の前提条件  二 独裁の成立  三 独裁の発展 第三章 政治権力と社会階級   あとがき   増訂版あとがき   三訂版あとがき   解  説 木村 汎   人名索引

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