内容紹介
日常的な人間世界を超え、あるいは離脱して、幻視者たちが存在する。彼らが視るものは反地上的な夢、濃密な幻想である。それを蒐集して構築される幻想博物館の妖美さ。著者が熱愛する短篇形式への供物として捧げた十三の幻想譚は、手作りトランプのように装飾にみち色鮮やかに語られる。
レビュー
流薔園という精神科を軸にしたオムニバス。薔薇の根に執着する者、全員乗車してた人が悪人だったバスの転落事故、ビリヤードホールに仄かに感じる組織の香り。事実なのか妄想なのか……
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