火影に咲く

火影に咲く

木内 昇

集英社 · 2021年8月 · 296ページ · 集英社文庫(日本)

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内容紹介

沖田総司、高杉晋作、坂本龍馬、中村半次郎……。幕末の京を駆けた志士と、想いを交わした女たち。 彼らが生きた、かけがえのない一瞬を鮮やかに描き出す珠玉の短編集。 「川というのは無慈悲なものよ。絶えず流れて一時たりとも同じ姿を見せぬのだから」(詩人・梁川星巌×妻・張紅蘭「紅蘭」) 「わしにもいつか、そねーな日が来よるかのう。日なたを歩ける日が」(長州藩士・吉田稔麿×小川亭の若女将・てい「薄ら陽」) 「死んだって、生きてるんだよ。なにひとつなくならない。あたしが、あの人を慕っていたことも、あの人があたしを何より大事にしてくれていたことも」(新選組・沖田総司×労咳病みの老女・布来「吞龍」) 「女がみな、惚れたはれただけで生きとる思たら、大間違いどすえ」(長州藩士・高杉晋作×祇園の芸子・君尾「春疾風」) 「しっかし、おまんは果報者じゃ。あがな美しいおなごに選ばれたがぜ」(土佐藩士・坂本龍馬×岡本健三郎×亀田屋の娘・タカ「徒花」) 「うちはな、中村様がほんまに好きやった。こないに心の底から人を好きになれんのや、と自分で驚いたほど、好きやった」(薩摩藩士・中村半次郎×村田煙管店の娘・さと「光華」) 以上、全六編収録、

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