海は忘れない

小説・エッセイ

海は忘れない

村上 しいこ

小学館 · 2025年7月

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内容紹介

戦後80年。今、伝えたい渾身の反戦小説 高校2年生の遙瑠は、ある日自転車事故に遭う。目を覚ますとそこは、戦争の爪痕が色濃く残る昭和の世界。一冊の生徒手帳を手がかりに自分が「浜口晴子」という少女になり昭和33年にタイムスリップしたことを知る。 晴子として暮らし、戦後の時代を懸命に生きる多くの人と関わるうちに、誰しもが苦しみ、悶えぬいた現実を深く実感する。令和の時代を生きる遙瑠にとっては歴史上のことだった「戦争」は、普通に生きる人々を巻き込み、その傷跡は決して癒えることがないものだった。晴子としての想い出もたくさん作り楽しく暮らしていたある日、事故により、また令和の時代に戻ることに。 令和に戻った遙瑠は「未来に生きている自分ができることは何だろう」と戦争への認識を新たにし、「伝える人」として歩みを進めるーー。そして祖父に連れられていった読書会では大きなサプライズが・・・・・・・。 膨大な取材をもとにしたリアリティ溢れる時代描写、生き生きとした昭和の人々の生き様・・・・・・。児童文芸のベストセラー作家が放つ唯一無二の圧倒的な反戦・人間ドラマ。 【編集担当からのおすすめ情報】 戦後80年。証言できる方も減り、戦争が遠い記憶になりつつあります。 だからこそ「忘れてはならない」と声を上げ続ける必要があるし、それがどんなに小さな動きだとしても、動くことが大切だ、と信じてこの作品を今刊行させていただきます。 著者は児童文芸のベストセラー作家。ゆえに大変読みやすく、自然にその世界に巻き込まれて体感できる小説になっています。現代の若い世代にとっては遠い歴史上のことに思える戦争が、いかに「普通の」人々を巻き込み、「ささやかな」幸せな暮らしを打ち砕いていったか。 一人でも多くの方に読んでいただき、「戦争」の絶対悪を感じていただきたい。担当編集として強く強くそう願っています。 一章 令和七年 1 疑惑 2 倉田山高等学校・演劇部 二章 昭和三十三年 1 晴子 2 月給二万円 3 軍艦マーチはたからかに 4 戦後は終わったのか 5 時代のにおい 6 本物のデート 7 日本は勝ったかもしれない 8 歴史を変える 9 伊勢湾新聞 10 ぼくらも今に兵隊さんだ 11 戦争まみれ 12 最後の授業 参照 令和七年 1 五日間の冒険 2 ビビアンリー?

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