落語小説集 子別れ

落語小説集 子別れ

山本一力

小学館 · 2023年7月6日

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内容紹介

直木賞作家による、落語「人情小説」集! ●子別れ 腕の良い大工だが呑兵衛の熊五郎。呑み過ぎないよう妻のおとくに釘を刺されていたが、棟梁に前借りした50万円を、遊郭ですべて溶かしてしまった。愛想をつかしたおとくは、一粒種の亀吉を連れて出て行ってしまう。 ●景清 腕のいい鏨彫り物師だった定次郎は、目の病を患い、わずか半年で失明してしまった。かつての仕事への未練を捨てられず、目の病に御利益があるという赤坂の圓通寺の日朝さまに、願掛け参りを始める。 ●後家殺し 刃物研ぎ宿「研ぎ常」の親方である常吉の強みは、声の良さにある。義太夫の師匠中堀十元に、熱心に稽古をつけてもらっていた。天保三年六月、常吉は運命の女に出会う。 ●火事息子 蔵前天王町の大身札差・伊勢屋四郎左衛門は、従弟で質屋を営む伊勢屋藤右衛門の息子・藤三郎を溺愛していた。火消しに憧れる藤三郎のために、四郎左衛門は火の見やぐらを建設し、半鐘番に就けるよう根回しをした。 ●柳田格之進 彦根藩納戸役を免職となった柳田格之進は、浅草馬道の碁会所で質屋、万屋源兵衛と対局し意気投合する。対局はその後、万屋の離れにて行われることになり、二人の関係は、八月の十五夜まで盤石だった。 【編集担当からのおすすめ情報】 『あかね空』で直木賞を受賞した山本一力氏は、講演やコメンテーターを数多くつとめていることもあり、高い知名度と確実な読者を獲得しています。本作は前作「芝浜」につづき、古典落語に材をとった短編集です。時代小説ファンのみならず落語ファンも楽しめる一冊です。 カバーイラストは「カールおじさん」「サントリーのペンギン」などで知られる、ひこねのりお氏、解説は幇間の櫻川七好氏が担当。

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