内容紹介
アルジェリアのオラン市で、ある朝、医師のリウーは鼠の死体をいくつか発見する。ついで原因不明の熱病者が続出、ペストの発生である。外部と遮断された孤立状態のなかで、必死に「悪」と闘う市民たちの姿を年代記風に淡々と描くことで、人間性を蝕む「不条理」と直面した時に示される人間の諸相や、過ぎ去ったばかりの対ナチス闘争での体験を寓意的に描き込み圧倒的共感を呼んだ長編。
レビュー
- くう
2026年7月1日
途中で挫折しそうになったが、最後が思ったよりも心に響き、読み切って良かったと感じた。 リウーが人としてすごすぎる。タルーと2人で海を泳ぐシーンも良かった。グランが恋人を思い涙するシーンは思わず目が潤んだ。 人を簡単に憎めなくなりそうな本。
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