内容紹介
愛すべき愚かものたちのセブン・ストーリーズ。モネ、マネ、ドガ、ルノワール、カイユボット、セザンヌ、そしてゴッホ。光満ちあふれ、幸福な色をたたえる名画誕生の陰には、画家たちの壮絶な闘いのドラマがあった。貧しくても、どん底に落ちても、志高く新しい道を切り拓いていったそのあしあとをたどって、アート小説の名手が紡ぐ、7つの物語。モネの愛したノルマンディーへの旅も。
レビュー
本の感想ではなく、読んで頭の中で考えたこと
昔から美術館や舞台を見るのが好きだった。 絵はモネやルノワールが特に好きだったけど、特に理由は無い。なんとなくとしか言えないし。 原田マハさんは本屋大賞の楽園のカンヴァスで知ったけど、それ以来絵画ミステリーというのか、本人がキュレーターだった事もあり、絵画にまつわる物語が上手いと思うし、私も好きだ。 原田さんの本を読んで、絵画、特に印象派以降の絵についてどういう風に観れば良いのか、描かれた時代背景、作者の状況、その絵の意図のような物が何となくわかるようになってきた(気がするだけかもしれないけど) 暗幕のゲルニカなんて、ピカソってこういうことを絵の中で言ってるのか!へーーー!だったもんね。そして、ピカソがキュビズム、あの幾何学のような絵に至るためには多分セザンヌのあの構図が必要だったし、印象派がなければならなかったと私の頭の中では繋がって来てて、繋がってわかったことと、分からせてくれた原田見事だわーとため息出る。 ここに至るまでに、私には原田マハさんの本が必要だったよ、本当に。 推測だけど、日本人がモネや印象派を好きな理由って、その絵を観て、絵そのものだけでなくその奥にあるもの、物語や空間を想像する土壌があるからかなと思った。 日本画は墨だけで描かれいても、質感や温度、色を想像できるし、漫画なんて最たる物。 敢えて省いたり、はっきり描かない事で自分の中だけで物語やその色を想像する余地を与えてくれる、そういうことが得意というか、昔から慣れ親しんでいるからなのかなと思ったりした。 西洋絵画全般が想像する余地がないとか、そう言うことでは無いけど、やっぱり日本画と描かれる成り立ちとかが違うだろうし。一緒の部分もあるだろうけども。いや分からん。 あともし自室や家に飾る絵を選ぶなら印象派以降のものや現代アートになるだろうな。 だってさ、日本の普通の家にドラクロワとか似合わないもんね、どうでもいいけどこれ本の感想じゃないな
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