ポー傑作集
エドガー・アラン・ポー/渡辺 温/渡辺 啓助
中央公論新社 · 2019年9月19日 · 中公文庫 ホ3-3
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内容紹介
改造社は関東大震災で大打撃をうけたが、昭和にはいり「円本(えんぽん)」という手軽な文学全集でベストセラーを送り出した。本書はその一冊で、「世界大衆文学全集」のなかの一冊であった。 円本は多額の印税を作家や翻訳者にもたらし、つぎつぎと企画をたてるなかで作品が足りなくなり、代訳も横行した(名の知れた作家の印税で、下積みの作家がうるおうという構図もあった)。後日、江戸川乱歩もこの翻訳がすべて渡辺温らによることをあかしている。昭和初期の江戸川乱歩全集にははいっていたが、その後の全集からは削除された。訳者・渡辺温は二十七歳で事故死した作家で、共訳はその兄でミステリ作家となった渡辺啓介である。附録として江戸川乱歩と谷崎潤一郎の渡辺温についての文章を収載。書き下ろしは渡辺東による渡辺兄弟にまつわるエッセイと浜田雄介による解説。
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