紙の梟 ハーシュソサエティ
貫井徳郎
文藝春秋 · 2025年10月7日 · 430ページ · 文春文庫
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内容紹介
厳罰化が進み、「人ひとりを殺したら死刑」という厳しいルールが定着した日本。緊張感みなぎる社会を背景に描き出される、奇妙に歪んだ事件の数々。命は助かったものの指と目と舌を奪われた男、意図せずに他人を死に至らしめた人間の心裡、そして世間を敵に回してもあえて死刑反対を訴える男の悲しみとは?
レビュー
片隅( ¨̮ )2026年7月6日
ネタバレを含むレビューです (タップで表示)
人ひとり殺害したら死刑、と単純化された日本。 そうなった世の中で起こり得る様々な問題を、いろんな角度から書かれている。 暴論<良識派 バランスが崩れれば多数派が正義だ。 身内がいじめで自殺したら、という仮定の前には、どんな正論も無力だ。 詫びは、単に、自分の命をまもるための手段にすぎない。 更生の機会は奪われるべきではないんです。 悔い改めるかもしれない人を、一律で殺してはいけないのだ。 罪を悔いて欲しかった。 望んでいることは死刑ではないとはっきりと自覚した。
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