生き直し

人文・思想・社会

生き直し

子安宣邦

光文社

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内容紹介

「人は、いくつからでも生き直せるのです」。 日本思想史の碩学泰斗・子安宣邦。88歳で恋に落ち、89歳で再婚。 92歳の今、鎌倉の新居で新婚生活満喫中。 お相手は、あの「疼くひと」松井久子。 ひとりの女性との運命的な出会いによって、学問一筋の人生に、 全存在的な「生の欲動」がはじめて目覚めた。 最晩年の「生き直し」の実践を軽快に活写する初の自叙伝。 【目次】 まえがき 第一章 戦争 富士の裾/日本思想史/薪炭業を営む生家/「要領よく」の処世法/「処世法」の援用/「処世法」成功例/「歴史的」要因/長兄の戦死/墓と墓碑/戦時の「同調圧力」/父と母とーー快活な父/父と母とーー貞淑な母/続く戦争の惨禍/二つの暗い幕/疎開先の理不尽/敗戦間際の理不尽/消える記憶/消えない記憶/敗戦、解放  第二章 大学 わが読書/「ビンボーだから東大に行く」/激動の東京大学/入社試験、全敗/運命の邂逅/女神の啓示/結婚と生計(たつき)/アカデミズム階級制度(ヒエラルキー)/「子安塾」始動/家庭内「権力」作用/元祖「イクメン」/時間戦争/ミュンヘン大学/シュタイナー教育/大阪大学へ単身赴任/男の寄り道/別居生活の効用/フーコーの影響/「読み直し」の実践/伊藤仁斎/憮然、唖然/子安美知子との訣れ  第三章 生き直し 孤老=個老/ライフ「スタイル」/良き習慣は人間性を陶冶する/些事へのこだわり/市民講座ワンダーラスト/老年ポルノ小説/『疼くひと』体験!/書物を介して人と出会う/松井久子の視覚/生涯一講師/リアル松井久子/話せる人 松井久子/デートの約束/サプライズ作戦/話のキャッチボール/死亡最多年齢/ターミナルケア/失望と不安と/迅速な間のつめ方/一年の計/グレート松井久子/レオニー・ギルモア/リベラル同志/肌の触れあい/米寿の恋/夜へのいざない/ファースト・キス/肉のよろこび/ベターハーフ/現在進行形の性/わが「最後のひと」/わが家族との対面/意外な提案/過去の清算、書物の処分/書物廃棄という惨酷/書物の「外部」/生者が死者を想起させる/黒姫童話館/シンクロニシティ/バイエルン州/はじめての春/ロジカル男/人形のこころ/人のこころ/晩熟の場所/生き直し/生身のひとりの男 九〇歳/あなたはあなたのままでよい/自己表現と人づきあいと/不可視の胸の内/「甘え」の行動/目覚める「男」への対処/「市民講座」再開/鬼神/生き直し革命         あとがき

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