内容紹介
ニザリ・イスマイリ教国を奇怪という言葉だけで片付けるわけにはいかない。暗殺を政治手段とするこの王国は、10世紀末から13世紀央まで、バグダードのカリフ朝に拮抗する宗教的権威をもった。武力的・政治的にはセルジューク帝国と対抗し、世界の3分の2を当時席捲したモンゴル帝国とも敵対した。つまりこの暗殺者教国は、決して一時的、変則的現象とはみなせないのだ。ならば、この教国の奇怪な活動の基底には何があったのかーその全貌に迫る。
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