内容紹介
雨かんむりの漢字には、物語がたくさん詰まっている 「霽」(さい、はれる=晴れる)は雨かんむりの漢字だが、晴れるという意味を持つ。雨なのになぜ晴れの意味を持つのか。漢字の起源は呪術から始まっていると言われる。呪術師の重要な役目は「雨乞い」なので、いつ雨が降り出すのか、いつ止んでしまうのかに関心があった。「晴れ」という概念は無きにひとしく、「雨が止んだ時」という意味で「霽」が使われたのだ。雨の漢字をひもとくことで漢字の起源や中国の歴史や文学にも触れることができる、無類に面白い漢字エッセイ。 雨かんむり漢字読本・目次 1 雨の章 天から降るものは何もかも雨 三日続けば霖、一〇日だと霪? 涙はこぼれて零になる 霤と反逆者たちの系譜 永遠の命は露とともに 鬼の霍乱と男装の麗人 2 雲の章 雲は空想力をかき立てる! 深い霧のその中で 霞の色はどんな色? 大地に霾が吹き荒れて 3 雷の章 雷は激しく鳴り、電は鋭く光る 大地が震えるそのわけは? 霹靂という名のハイテク・カー 4 雪の章 すべてを雪に流しましょう 歴史の雹と文学の霰 わびしい霙の美しさ 厳しさは秋の霜のように 5 晴れの章 神よ、明日は霽れますか? 薄くてはかない霓の魅力 幽霊と需要と舞雩の台
レビュー
まだレビューはありません。最初のレビューを書いてみませんか。
みんなの引用・メモ
公開されている引用はまだありません。