バーナム博物館
レビュー
博物館な小説
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全10篇の短編集で、幻想・ゲーム・魔術・博物館などを題材にした作品が収録されている。 幻想文学ということもあって、現実と虚構の境界が曖昧で、まるで夢を見ているような不思議な一冊だった。 どの短編もかなり癖があるけど、私は楽しめた! 海外文学をそこそこ読んでいる人にはぜひ読んでほしいけど、普段あまり海外文学を読まない人には少し難しく感じるかも? とにかく一つひとつの描写が細かくて、世界がかなり精密に作り込まれている。 表題作の「バーナム博物館」には摩訶不思議な展示物が次々と登場して、実際に博物館の中を歩き回っているようでワクワクした。 他に好きだった短編は、 「アリスは落ちながら」 「青いカーテンの向こうで」 「セピア色の葉書」 「バーナム博物館」 「幻影師アイゼンハイム」。 どれも不思議な世界観で、ハマる人はかなりハマると思う。 読み終わってみると、各短編がひとつひとつ博物館に並べられた展示物みたいな一冊だった。
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