耳の叔母

小説・エッセイ

耳の叔母

村田喜代子

書肆侃侃房 · 2022年10月31日 · 240ページ

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内容紹介

怖れと闇と懐かしさ ムラタワールドの「短編愛」 短編はコロコロと手の上で転がしながら考える。 うまく芽がでてすくすく伸びると、やがてひとつの「話」がひらく。 芥川賞作家、村田喜代子の選りすぐりの短編8編を収録。 美とおののきの短編アンソロジー。 「女の子って、夜見るとなんだか気味悪いな」とつぶやいた。蛍見物の人の群から離れて、わたし達は明滅する火に囲まれていた。それらの火は、わたしが「消えろ」と心に思うと消え、「点いて」と思うと本当に点くような気がした。わたしは沢山の蛍を従えて、タケオの前に立っているのだった。「あたしがこわいの?」  --「流れる火」より

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