人文・思想・社会
詩集工都
松本 圭二
航思社 · 2017年10月31日 · 396ページ · 松本圭二セレクション 2
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内容紹介
数奇な軌跡をたどった詩集ーー ライラック号で来る 虚言使いの夏あり 室内からの廃風につつまれて 夏がうだる 羽虫たちはハイウェイの上空に集まり 死んだ プラント 防波堤に沿い 巨人たちが倒立する 死んだ風を呼び もう一度殺す イノセンス 工都の闇に護られ “私の家族は 鉄を食べていた” (栞=寄稿:佐々木敦、著者解題) 私は第2詩集の製作の一切を 自らのコントロール下に置きたいと望むようになり、 郷里四日市での土建屋の仕事を逃げ出し、七月堂に押し掛けた。 そこで働きながら詩集を作ろうとしたのだった。 自分の詩集のことしか頭にない私は、遅刻や欠勤を繰り返し、 ひたすら来るべき書物の姿を追い求めた。
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