小説・エッセイ
詩人調査
松本 圭二
航思社 · 2017年12月22日 · 264ページ · 松本圭二セレクション 小説1 7
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内容紹介
詩の生成、詩人の誕生ーー 小説家志望の青年が詩を書きはじめるまでを綴った「あるゴダール伝」。 元タクシードライバーの詩人で、かつてはテロリスト志望だったと思しき男が、 PCモニター上に現れた宇宙公務員の質問に答えていく「詩人調査」。 詩とは何か、詩人とは何か、そして詩人にとって詩とは何かを描く2篇。 (栞=寄稿:金井美恵子、著者解題) では、『海を見に行け』は不発弾だったのか。 それはまだわからない。 ひょっとしたら、それを偶然手にした一人一人の読者の内部で、すでに小爆発を起していたかも知れない。 そして彼自身や彼の友人や恋人を海に連れていったかも。 しかし、その程度の爆発で権田さんが満足するはずもない。 20年後の今でも、『海を見に行け』は東京の古本屋の暗がりで大爆発の時を待っているはずだ。 ーー「あるゴダール伝」 わたしはね、東京では結局、一度も海を見ていないんです。 不思議ですよね。 海は近くにあるはずなのに、うんと遠い気がしていました。 ですから『海を見に行け』という詩集には、 便所に流したニョロニョロが下水を渡って海に出るというイメージが色濃くあったかも知れない。 あるいは神田川に棄てた『チェーホフ爆弾』がどんぶらこと流れて 海まで運ばれていくイメージとか。 ーー「詩人調査」 ※「詩人調査」は文芸評論家・斎藤美奈子さんが朝日新聞で、2010年小説ベスト3の一作として選んだ作品です。 あるゴダール伝 詩人調査
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