坂口安吾

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坂口安吾の本のレビュー

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  • かんろ(梓)

    2026年8月30日

    堕落論
    堕落論

    人間であるがゆえに人は堕落する。そのため、「そこ」からが出発点である。そのような主旨であったか。戦時中の話の割合が多く、「昔は良かった」的な話も混じるが、安吾は決して戦争を賛美している訳ではなく、戦争という非常事態から脱するや否や物騒になる世間や政治を批判している。『続堕落論』も読んだ。こちらの方がより難解に感じたけれど、『堕落論』よりも頁数が少なく、『堕落論』を読んだ後の理解がより深まったように思った。『堕落論』は再読な気がするが、記憶に残っていなかったので新鮮な気持ちで安吾節を味わうことができた。