『碧巌録』を読む

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末木文美士

岩波書店 · 2018年8月20日 · 岩波現代文庫 学術387

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内容紹介

第一講 禅の根本問題  1 『碧巌録』というテキスト   『碧巌録』とは   岩波文庫新版の意義   各則の構成  2 達磨,武帝をやりこめる(第一則)   垂示   本則   頌   著語   評唱  3 「無」の世界   趙州の「無」   「無」の変質   禅の言葉 第二講 禅の言語論  1 言語における意味の剝奪   記号論からの接近   二元論の解体  2 趙州の最高の道(第二則)   垂示   本則   著語   頌  3 言語をめぐる問答   「至道無難」の展開(第五七,五八,五九則)   咽喉と口とをふさいでどう言うか(第七〇,七一,七二則)   維摩の一黙(第八四則)  4 道元の言語論 第三講 禅の存在論  1 言語と存在   言語論から存在論へ   鈴木大拙説の検討   上田閑照説の検討   井筒俊彦説の検討  2 露呈する世界   展覧会場の便器   庭前の柏樹   秋風の中,まる裸(第二七則)   麻三斤(第一二則)   私とは誰か(第七則)  3 馬大師の病気(第三則)   垂示   本則   著語   評唱   頌  4 解体する世界と「私」   世界の終末(第二九則)   寒暑なきところ(第四三則)   坐禅はどう位置づけられるか 第四講 禅の人間論  1 禅における主体と自由   私こそ仏だ   無位の真人   大雄峰に坐る(第二六則)   倶胝が指を立てる(第一九則)  2 禅における他者   他者はいかにして成り立つか   卵がうまく孵るには(第一六則)  3 潙山と徳山の果たし合い(第四則)   垂示   本則・著語   頌  4 対他性と倫理   南泉,猫を斬る(第六三,六四則)   殺生は許されるかーー道元の批判   結び  5 質疑応答   禅の言葉   二元論は超えられるか   倫理の問題   禅語録の読み方 補講 改めて『碧巌録』を読む   研究状況の進展   圜悟と公案の言葉   雪竇と趙州ーー禅の言葉の取り上げ方   『碧巌録』と死者の問題ーー田辺元による第五五則解釈 付 録  1 『碧巌録』全一〇〇則標題・登場人物一覧  2 現代語訳で読める禅語録  あとがき  岩波現代文庫版あとがき

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