内容紹介
大学病院での医療事故に関わり、世間から「偽医者」とバッシングを受け職場を追われた産科医の阿比留一馬は、逃げるように北へと向かっていた。途中、雪の中で産気づいた妊婦に出会い、小さな産院に同行する。そこは村唯一の分娩施設・竹下診療所だった。院長の相良の言葉で診療所で働き始めた一馬は、限界集落の産院の実情を目の当たりにする。さらに、彼の医療事故を世間に広めた女性記者が診療所を訪れて……。現役医師が描く、命に向き合う感動の医療小説。 偽医者がいる村
レビュー
- yyyy
2026年10月25日
田舎住みにとってはひとごとではなかったが、 都会にすめば住む話なので、そのとおりだとも思う。かんりしゃにとって集約化したいから年寄りのわがままをどこまで許容するかという問題。 阿比留一馬:産婦人科医、医療事故子宮破裂 高梨美希:記者 相楽:産婦人科 「一両編成の車内には~足音はあっという間に小さくなった。」 十和田優子:路上産気づく 「三階の廊下を歩くと~一馬は気丈に頷いた。」 緊急帝王切開に一馬臨場 桜木:建設会社社長、新規産院を計画 沖世律子:妊娠後期 「それから明子への子宮収縮剤の投与がされたが~絹代が細腕をぴしゃりと叩いた。」 高梨が産科に来た。十和田の地方紙記事を頼りに。一馬の記事は大学院生=学生と勘違いされ炎上した。高梨の誤算で自身も後悔している。 「食材の買い出しのついでに~美希は当事者不在の住民説明会の場を後にした。」 桜木主催の住民説明会に相楽と高梨が参加 「真っ黒な車道の両側に積み上げられた雪の中を~一馬は箸を進めた。」 住民説明会中にお産で途中退席 「ただ、日だけが経っていく。~美江の背中を追った。」 桜木の娘を他病院に搬送しようとすると、周りの目があるから桜木が拒否 「夜が深まり~音を吸い込んでいくようだった。」 律子の子宮収縮が進む 律子が子宮破裂で緊急帝王切開、輸血は近所の同じB型の人、無事成功後まちに搬送 エピローグ 桜木の通り新規で税金で産科医院が出来たが、担い手が2年の契機で退職、延長して1年続けたが、次がおらず3年で頓挫。 出産は街の医療機関に集約された。 一馬はアフリカで産科医している。 作者は産婦人科医学博士でアメブロトップブロガーで他にも著書あり。 凄い!めっちゃ忙しいのに! 描写がリアルだとは思った。
医療事故で居場所を失った産婦人科医が、医師のいない村で自分自身を見つめ直していく。さまざまな事情を抱えた人々が支え合い、それぞれに生きる道を見つけていく。
みんなの引用・メモ
公開されている引用はまだありません。
