夢のもつれ

夢のもつれ

鷲田清一

KADOKAWA · 2007年9月22日 · 角川ソフィア文庫

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内容紹介

〈わたし〉がフルサイズで存在したためしがいちどでもあったろうか。行為の身体的プロセスを忘却し、自己意識からはずすことで成り立つ日常。そのなかの存在の揺らめきを映像・音楽・モード・身体・顔・テクスチュアなど、表面にあらわれるさまざまな事象に現象学的にアプローチし、身近な視角からやさしく解き明かす哲学エッセイ。臨床哲学につながる感覚論をベースとした、鷲田哲学の根幹をなすアフォリズムにあふれる一冊。 〈プロローグにかえて〉   さくら 1 夢のもつれ   ラヴ・ミー・テンダー   nowhere man   月曜病   移動祝祭日   チューン・アウト   傘を忘れた!   意識の敷居   深い遊び 2 夢のひきつれ   リンパ腺   水中都市   カメレオン   縁切り祈願   クイーン   青二才   ひよこ   私に触れてはならぬ   不幸な意識   マスク   ぬけがら   魂と臓腑 3 夢のささくれ   人生観察家──パリでいちばん幸福なひと   鏡のそと   垂直のコスメティック   顔をなくした仏たち──奥丹波の破損仏   縮む顔・膨らむ顔   萬鐵五郎の自画像   傷つきやすさをめぐって──荒木経惟の〈顔〉   「わたしたち」とはだれか?   なみだの秘密──なみだはなぜ汚くないのか? 4 揺らめく像、散らばる音   割れ目の哀しみ──わたしの偏愛ビデオ   過剰であることのもどかしさ──侯孝賢監督『悲情城市』   フェティシズムよりももっと透明なフェティシズム──エリック・ロメール監督『クレールの膝』   哀悼と諧謔と──菊地信義の装幀   絶対体感──グレン・グールド氏の論理的な身体装置   〈存在〉の始源に共鳴する表現──アール・ブリュットの世界   いのちの遊戯、古老の舞──大野一雄「天道地道」   布と意味と運動と──ダンス・コスチュームをめぐって   モードの死──エア・ウェア展   ミック・ジャガーが大統領より年上になった日──ロックとエレクトリック・ボディ   わが愛しのロック・ギタリストたち──クラプトン、ベック、リチャーズ あとがき

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