内容紹介
「-[かたき討ち]の物語はいくつもある。……逃げるほうも苦しいが、追うほうも苦しい。……二十年、三十年かかってやっとかたきを見つけ、首を討ったときには、自分も旅の空で人生の大半を送り、白髪の老人になってしまった、ということもある。……一生かかって見つからぬこともある。見つけても、反対に、こっちが斬られてしまうこともある。いわゆる[返り討ち]だ」(「あばた又十郎」より)。 弱虫藩士の仇討ち、何十年も出会えない男、武士の道を突き詰める志、返り討ちしようと待ち構える男、世に潜み逃げ続ける男たち……。 江戸時代の武士社会における一大テーマ「仇討ち」にちなんだ傑作短編七選。 運の矢 火消しの殿 うんぷてんぷ あばた又十郎 荒木又右衛門 よろいびつ かたきうち
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