文庫
昭和二十年. 第12巻
鳥居 民
草思社 · 2016年8月 · 草思社文庫
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内容紹介
昭和二十年から七〇年。いまなお続く敗戦の傷跡とはどのようなものだったのか。 本シリーズは、公文書から私家版の記録、個人日記にいたる膨大な資料を縦横に駆使して、 昭和二十年の一年間の日本を、時間の推移に従って描いた壮大なノンフィクションである。 著者急逝により未完に終わった(第十四巻執筆の途中で急逝)が、すでに刊行時から、 丸谷才一、井上ひさし、立花隆氏をはじめ多くの識者から高く評価されてきた。 今回、待望の文庫化によってシリーズ全巻を刊行。 内大臣木戸がこれまで戦争回避をいかに妨害してきたか。 開戦直前の山本五十六による避戦工作秘話など含め、 和平政策への転換を迎えた国内事情を描く。 (6月14日) 第35章 この一年半を回顧して(六月十四日) 一昨年に戻って──グルーのシカゴ演説 ルーズベルトとグルー 昨年に戻って──近衛文麿と吉田茂 一月に戻って──「日本処理案」の衝撃 皇太后、戦争を終わらせることはできないのかと問う 二月に戻って──「もう一回の戦果を」と言いはしたものの 三月に戻って──かなうはずのない陸海軍合同の夢 四月に戻って──決戦をしてはならない 決戦をしないと海軍が陸軍を非難 米内と井上の本当の意図 五月はじめに戻って──アメリカとソ連は共同声明を出すのか 五月半ばに戻って──六人の最高幹部会議 六月はじめに戻って──松平恒雄、木戸幸一を辞めさせようとしたが 鈴木貫太郎、グルーに呼びかけようとしたが 豊田副武、その投げやりな態度は 梅津美治郎、米内光政への期待の蹉跌 南原繁、高木八尺、戦争終結のために 第36章 さらに前に戻って昭和十六年十一月三十日(六月十四日) 「これが天なり命なりとはなさけなき次第」──山本五十六、ぎりぎり土壇場で 「最後の聖断のみ残され居るも」──高松宮、ついに使命を果たせず 木戸幸一、いったい、なにを望んだのか──「陸海軍の真の協調」 第37章 大宮御所、そして日比谷公会堂(六月十四日) 天皇、皇太后を訪問 田中喜代子の誕生会 林基世と岩淵敬子の誕生会 引用出典及び註
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