庭のかたちが生まれるとき

庭のかたちが生まれるとき

山内朋樹

フィルムアート社 · 2023年8月26日 · 381ページ

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内容紹介

徹底的に庭を見よ! 作庭現場のフィールドワークから、庭の造形を考え、庭師の生態を観察し、庭のなりたちを記述していく、新感覚の庭園論がここに誕生! 庭師であり美学者でもあるというユニークなバックグラウンドを持つ注目の研究者・山内朋樹の待望の初単著。 庭を見るとき、わたしたちはなにを見ているのか? 庭をつくるとき、庭師たちはなにをしているのか? そもそも、庭のかたちはなぜこうなっているのか? 本書は庭師であり美学研究者でもある山内朋樹が、 京都福知山の観音寺を訪ね、その大聖院庭園作庭工事のフィールドワークをもとに、庭のつくられ方を記録した「令和・作庭記」である。 庭について、石組について、植栽について、空間について、流れについて、部分と全体について…… 制作のプロセスを徹底的に観察するとともに、その造形(かたち・構造)の論理を分析し、「制作されるもの」と「制作するもの」の間に起きていることを思考する。ミクロの視点で時間軸を引き伸ばしながら、かたちが生まれるその瞬間を丹念に解読していく、他に類を見ない新しい「制作論」。 本書を読んだ後には、これまで見ていた庭や、木々や、石や、そして景色の見え方が変わって見える! ーーーーーーーーーーーーーーーーー 千葉雅也氏(哲学者・作家)推薦! 庭の見方をガラリと変えてくれる画期的な庭園論であり、すごく応用の利く本だと思う。「ひとつ石を置き、もうひとつをどう置くか」というのは、絵画の話でもあるし、音楽でも料理でも、会話術でもビジネス術でもあるからだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー はじめにーーぼくが庭のフィールドワークに出る理由 第1章 石の求めるところにしたがって〈庭園の詩学1〉  1 ただの石から見られる石へ  2 つくる行為をうながすもの  3 他性の濁流をおさめる 第2章 集団制作の現場から〈庭師の知恵1〉  1 不確かさのなかでともに働く  2 設計図とはなにをしているのか? 第3章 徹底的にかたちを見よ〈庭園の詩学2〉  1 石と石とが結びつくとき  2 意図しないものの蓄積とパターン  3 あってないような庭とありてある庭 第4章 物と者の共同性を縫い上げる〈庭師の知恵2〉  1 バラバラの物をDIYで結びつけよ  2 庭師の知恵と物騒な共存  3 物と踊る技術 第5章 庭をかたちづくるもの〈庭園の詩学3〉  1 造形的達成はどこからやってくる?  2 石をかたづけるときに起こること  3 質的飛躍と作庭の終わり おわりにーーフィールドワークは終わらない

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