鎌倉仏教展開論

鎌倉仏教展開論

末木文美士

トランスビュー · 2008年4月2日

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内容紹介

鎌倉時代を、親鸞・道元・日蓮らが代表する新仏教の時代と見るのは、一面的な見方にすぎない。鎌倉仏教観を変えた顕密体制論をさらに超えて、この時代の思想を総合的に捉えようとする斬新、意欲的な論集。  『鎌倉仏教形成論』(法藏館刊)につづき、中世精神史の新たな見方を提示する。 序 章 鎌倉仏教をどう見るか 1 方法と概観 第一章 日本宗教史の中の仏教 一 鎌倉新仏教中心史観から顕密体制論へ 二 日本宗教史における仏教の位置づけ 第二章 鎌倉仏教の形成と展開 一 方法論をめぐって 二 実践と倫理 三 修行と教学 四 王権と神仏 2 鎌倉仏教の形成 第三章 本覚思想をめぐって 一 本覚思想と密教 二 本覚思想の定義と類型 第四章 浄土教の思想 一 浄土教における現世と来世 二 法然の『選択本願念仏集』撰述とその背景 第五章 栄西における密と禅 一 栄西ー密から禅・戒へ 二 栄西はどのように禅を伝えたか 3 鎌倉仏教の展開 第六章 日蓮の真偽未決遺文をめぐって 一 遺文の真偽論をめぐって 二 『三大秘法抄』-宗教と国家 三 最蓮房宛遺文ー本覚思想との関係 第七章 密教からみた諸宗ー頼瑜の諸宗観 一 『諸宗教理同異釈』 二 『顕密問答鈔』 第八章 無住の諸行並修思想 一 『聖財集』にみる無住の実践仏教 二 『聖財集』における四句の体系 第九章 『夢中問答』にみる夢窓疎石の思想 一 夢窓疎石とその思想史的位置づけ 二 『夢中問答』の思想 第十章 仏教と中世神道論ー神・仏・天皇論の展開 一 仏教から見た歴史と天皇ー『愚管抄』を中心に 二 中世神道における天皇論ー慈遍を中心に 結 章 中世から捉え返す思想 あとがき 初出一覧 索  引

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