内容紹介
合理的な考え方では捉えきれない戦争や宗教、他者や死者の問題に、仏教を基底とする近代日本の思想はどのようかかわってきたのか。これからを生きる思想を作るために、仏教を含む斬新で総合的な日本思想史の構築をめざす。 序章 思想史の深層 1 国家と宗教 1 近代日本の国家と仏教 2 戦前における神道研究ー宮地直一を中心にー 2 戦争と哲学/宗教 1 天皇主義と仏教 2 鈴木大拙の霊性論と戦争批判 3 戦時下京都学派と東洋/日本 3 死者と関わる 1 戦争の死者の慰霊と宗教 2 死者と向き合う仏教の可能性 3 死者と共に闘うーー上原専禄 4 死者から出発する哲学 4 文学における他者 1 芥川龍之介の中国 2 川端康成とまなざしの美学 3 心霊世界と現実世界ー宮沢賢治、二つの『銀河鉄道の夜』の間ー 5 他者と周縁 1 女性の目ざめと禅ーー平塚らいてう 2 偽史と東北ーー『東日流外三郡誌』 3 理解と誤解ーー異文化間相互思想理解の可能性 4 思想と思想史ーー中国・台湾の問題提起を承けて あとがき 初出一覧
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