フランソワーズ・サガン

Reviews

フランソワーズ・サガンの本のレビュー

この著者の本に寄せられた読者のレビューを新しい順に並べています。

  • ゆーひのほんだな

    2026年7月28日

    ある微笑

    ある微笑

    微笑

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    20歳の大学生・ドミニックは、恋人の叔父で既婚者のリュックと出会う。大人の魅力に惹かれた彼女は、危険だと知りながらも彼との恋に溺れていく。しかし、その関係はやがてリュックの妻・フランソワーズをも巻き込み、それぞれの心を揺さぶっていく。 またサガン読んだよ⭐️ どうすることもできない恋愛だからこその、虚しさや孤独を描いた心理描写がとても繊細だった。 ドミニックは、この先新しい恋をしたとしても、きっとリュックのことを完全には忘れられないんだろうな。 そして何より、フランソワーズの立場がつらい。 自分を傷つけたドミニックのことを、それでも嫌いになりきれない。その優しさが、読んでいて苦しかった。

  • ゆーひのほんだな

    2026年7月17日

    悲しみよ こんにちは
    悲しみよ こんにちは

    こんにちは。

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    17歳の少女セシルが南仏の別荘で過ごすひと夏を描いた物語。プレイボーイの父親の再婚を阻止しようと企てたいたずらが、亡き母の親友であるアンヌを巻き込み、取り返しのつかない結末へと向かっていきます。 とっても、とっても良かった。 南フランスの風景描写が本当に美しく、ぜひ夏に読んでほしい一冊。砂浜と青い海を背景に、残酷な初恋や喪失を通して、大人の感情に目覚めていくセシルの姿が繊細に描かれていて、大好きな作品になりました。 とにかく複雑な五角関係が見どころ。読んでいる間ずっと嫌な予感がしていて、「そのいたずらは絶対に良くない方向へ進む」と思っていたら、やっぱり案の定……。 そして登場人物たちのキャラクターも魅力的でした。お父さんは本当にプレイボーイで、「どれだけ周りの女性を虜にするの!」と思いながら読んでいました(笑)。 恋愛小説でありながら、喪失や子どもから大人になることの痛みも真正面から描かれていて、最後には胸をぐさっと刺されるような余韻が残る作品でした。