悲しみよ こんにちは

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悲しみよ こんにちは

フランソワーズ・サガン/河野 万里子

新潮社 · 2009年1月 · 197ページ · 新潮文庫 新潮文庫

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内容紹介

セシルはもうすぐ18歳。プレイボーイ肌の父レイモン、その恋人エルザと、南仏の海辺の別荘でヴァカンスを過ごすことになる。そこで大学生のシリルとの恋も芽生えるが、父のもうひとりのガールフレンドであるアンヌが合流。父が彼女との再婚に走りはじめたことを察知したセシルは、葛藤の末にある計画を思い立つ…。20世紀仏文学界が生んだ少女小説の聖典、半世紀を経て新訳成る。

  • ゆーひのほんだな

    2026年7月17日

    こんにちは。

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    17歳の少女セシルが南仏の別荘で過ごすひと夏を描いた物語。プレイボーイの父親の再婚を阻止しようと企てたいたずらが、亡き母の親友であるアンヌを巻き込み、取り返しのつかない結末へと向かっていきます。 とっても、とっても良かった。 南フランスの風景描写が本当に美しく、ぜひ夏に読んでほしい一冊。砂浜と青い海を背景に、残酷な初恋や喪失を通して、大人の感情に目覚めていくセシルの姿が繊細に描かれていて、大好きな作品になりました。 とにかく複雑な五角関係が見どころ。読んでいる間ずっと嫌な予感がしていて、「そのいたずらは絶対に良くない方向へ進む」と思っていたら、やっぱり案の定……。 そして登場人物たちのキャラクターも魅力的でした。お父さんは本当にプレイボーイで、「どれだけ周りの女性を虜にするの!」と思いながら読んでいました(笑)。 恋愛小説でありながら、喪失や子どもから大人になることの痛みも真正面から描かれていて、最後には胸をぐさっと刺されるような余韻が残る作品でした。

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