不時着する流星たち

不時着する流星たち

小川洋子

KADOKAWA · 2019年6月14日 · 271ページ · 角川文庫

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内容紹介

盲目の祖父は、家中を歩いて考えつく限りの点と点を結び、その間の距離を測っては僕に記録させた。足音と歩数のつぶやきが一つに溶け合い、音楽のようになって耳に届いてくる。それはどこか果てしもない遠くから響いてくるかのようなひたむきな響きがあったーーグレン・グールドにインスパイアされた短篇をはじめ、パトリシア・ハイスミス、エリザベス・テイラー、ローベルト・ヴァルザー等、かつて確かにこの世にあった人や事に端を発し、その記憶、手触り、痕跡を珠玉の物語に結晶化させた全十篇。硬質でフェティッシュな筆致で現実と虚構のあわいを描き、静かな人生に突然訪れる破調の予感を見事にとらえた、物語の名手のかなでる10の変奏曲。 【小川洋子のまなざしがとらえた、世界のはしっこでそっと異彩を放つモチーフたち】  ●ヘンリー・ダーガ/ローベルト・ヴァルザー/パトリシア・ハイスミス/スタンレー・ミルグラムの放置手紙調査法 /グレン・グールド/ヴィヴィアン・マイヤー/バルセロナオリンピック・男子バレーボールアメリカ代表  /エリザベス・テイラー/世界最長のホットドッグ/牧野富太郎   ……世界にまたたく流星たち有名無名の全十条

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