内容紹介
100万年も しなない ねこが いました。 100万回も しんで,100万回も 生きたのです。 りっぱな とらねこでした。 100万人の 人が, そのねこを かわいがり, 100万人の 人が, そのねこが しんだとき なきました。 ねこは, 1回も なきませんでした。 読むたびにちがう気持ちになる、りっぱなとらねこの、ふしぎな物語。 ●週刊朝日書評 「これはひょっとすると大人のための絵本かもしれないが、真に大人のための絵本ならば、子供もまた楽しむことができよう。それが絵本というものの本質であるはずだ。そして『100万回生きたねこ』は、絵本の本質をとらえている。」 ●日本経済新聞「こどもの本」書評 「 このとらねこ一代記が、何を風刺しているかなどと考えなくても、すごいバイタリティーをもって生き、かつ死んだ話をおもしろいと思ってみればよいと思う。上級から大人まで開いてみて、それぞれに受けとめられるふしぎなストーリーでもある。飼い主へのつながりが無視され、前半と後半が途切れているようで、みていくとつながってくるふしぎな構成である。」
レビュー
名作は色褪せない
今更ですが、『100万回生きたねこ』を読みました。 なぜか保育園で触れないまま小学生になってしまい、小1の時の級友に重大なネタバレをされて逆張りで読まないつもりでいましたが、記憶がかなり薄れて来たので図書館で取り寄せて借りて読みました。本書はかなり年季が入っていて、「すごく愛された本なのだな」と感じました。 不機嫌だけど愛され者のねこが、白いねことの出会いを通して自分を誇示しなくなったのが大きな成長だと思いました。「死」を考えることは、「生」に向き合うこと。大人になって手に取って良かったです。
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