マウス

文庫

マウス

村田沙耶香

講談社 · 2011年3月15日 · 241ページ · 講談社文庫

登録している人
7
読了した人
3
レビュー
1

内容紹介

私は内気な女子ですーー無言でそう訴えながら新しい教室へ入っていく。早く同じような風貌の「大人しい」友だちを見つけなくては。小学五年の律(りつ)は目立たないことで居場所を守ってきた。しかしクラス替えで一緒になったのは友人もいず協調性もない「浮いた」存在の塚本瀬里奈。彼女が臆病な律を変えていく。(講談社文庫) 教室の中、女子にとって大切なこと。 同じ匂いの女子同士でつるむこと。 ヒミツを打ち明ける順番を守ること。 教室の風景に溶け込むこと。 支配している価値観を飛び越えないこと。 自分はクラスの中の脇役だと理解すること。 私は内気な女子ですーー無言でそう訴えながら新しい教室へ入っていく。早く同じような風貌の「大人しい」友だちを見つけなくては。小学五年の律(りつ)は目立たないことで居場所を守ってきた。しかしクラス替えで一緒になったのは友人もいず協調性もない「浮いた」存在の塚本瀬里奈。彼女が臆病な律を変えていく。 小学校の頃から、女子はたいへん。思春期、教室に渦巻いていた感情をもう一度。 「学校という場所は、スーパーに似ている。私たちは陳列されているのだ。そしてそれを評価するのは、教師じゃなくて、子どもたち。これも学校の勉強のひとつなんだよ、お母さん」

  • ゆうすけ

    2026年4月12日

    説明できないけどなんか良い!!

    ネタバレを含むレビューです (タップで表示)

    純文学らしい作品って感じで、最後まで大きな展開はないんだけど、何故か自然と涙腺に来るような、そんなお話。 全然共感されないかもしれないけど、フジファブリック聴きながら読んだらめちゃくちゃエモい感情になった、、

みんなの引用・メモ

引用を残す
  • 引用p.60
    私はその日の授業中、ずっと塚本瀬里奈をもうあの灰色の部屋とやらに行かせない方法はないかと、考えをめぐらせていた。
    ゆうすけ2026年4月3日

関連書籍

図書館で借りる