内容紹介
受験を控えた私の元にやってきた家庭教師の「先生」。授業は週に2回。火曜に数学、金曜に英語。私を苛立たせる母と思春期の女の子を逆上させる要素を少しだけ持つ父。その家の中で私と先生は何かを共有し、この部屋だけの特別な空気を閉じ込めたはずだった。「--ねえ、ゲームしようよ」。表題作他2編。(講談社文庫) いままでにない、小説、そして作家。戦慄のデビュー作。 「母が同い年のクラスメイトだったら、きっといじめてるな」 受験を控えた私の元にやってきた家庭教師の「先生」。授業は週に2回。火曜に数学、金曜に英語。私を苛立たせる母と思春期の女の子を逆上させる要素を少しだけ持つ父。その家の中で私と先生は何かを共有し、この部屋だけの特別な空気を閉じ込めたはずだった。「--ねえ、ゲームしようよ」。表題作他2編。 授 乳 コイビト 御伽の部屋
レビュー
愛の多様性
「授乳」 表題作。再読。受験を控えた「私」の元に訪れた家庭教師の「先生」を誘惑する「私」。始終「私」の自業自得だと初読時には思ったが、「先生」は大人なのだから理性を働かしてほしかった。でも、そうすると物語が進みませんし、難しいですね。受験期にこの両親は私でも確かに神経が逆立ちしそう。 「コイビト」 『清潔な結婚』で読み、そちらで感想を書いたのでこちらでは割愛。「愛」の多様性。 「御伽の部屋」 熱中症と貧血で倒れた「あたし」を介抱してくれた男性・関口要二との物語。正男お姉ちゃんがのキャラが好き。
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