内容紹介
同じ身体を生きる姉妹、その驚きに満ちた普通の人生を描く、芥川賞候補作。周りからは一人に見える。でも私のすぐ隣にいるのは別のわたし。不思議なことはなにもない。けれど姉妹は考える、隣のあなたは誰なのか? そして今これを考えているのは誰なのかーー三島賞受賞作『植物少女』の衝撃再び。最も注目される作家が医師としての経験と驚異の想像力で人生の普遍を描く、世界が初めて出会う物語。
レビュー
芥川賞受賞作。胎児内胎児と結合双生児の「生」と「死」がテーマの本書。本書は、私に死生観について再考するきっかけをくれた。瞬は、5歳まで誰からも見つけて貰えず、存在すら認知されなくて淋しかっただろうなと思った。ラストは、不穏なようでいて希望の可能性を示唆しているように思った。また、文体がなめらかで個人的に好み。著者の経歴(数々の受賞歴&医師)も凄すぎる。著者の他の作品も読みたい。
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