黄色い家

黄色い家

川上未映子

中央公論新社 · 2023年2月 · 601ページ · 単行本

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内容紹介

十七歳の夏、親もとを出て「黄色い家」に集った少女たちは、生きていくためにカード犯罪の出し子というシノギに手を染める。危ういバランスで成り立っていた共同生活は、ある女性の死をきっかけに瓦解し……。人はなぜ罪を犯すのか。世界が注目する作家が初めて挑む、圧巻のクライム・サスペンス。

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    自分の金、貯めて貯めて、こぼれおちたのをちょっとすすって生きていくくらいでちょうどいいよ、なんの保証も約束もない生かただもの。 仲間がいたって友達がいたって金がなければとも倒れ、貧すりゃ鈍する、みんな死んじまって、生きてるやつはみんな最期は独りになるよ。 そのときになって金がないのがどんだけ惨めか。 貯めたってあの世に金はもっていけないなんてぬかすやつがいるけど、もっていく必要がどこにある。 余ったら置いていけばいいだろう。 人間は年をとって死ぬけど、金は年をとらないし、死なないからね。
    退会済みユーザー2026年8月25日

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