ザリガニの鳴くところ

ザリガニの鳴くところ

ディーリア・オーエンズ/友廣 純

早川書房 · 2020年3月 · 511ページ

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内容紹介

ノースカロライナ州の湿地で村の青年チェイスの死体が発見された。人々は真っ先に、「湿地の少女」と呼ばれているカイアを疑う。6歳のときからたったひとりで生き延びてきたカイアは、果たして犯人なのか? 不気味な殺人事件の顚末と少女の成長が絡み合う長篇

  • Goma❤︎Sio

    2026年4月20日

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    美と醜、優しさと残酷さを併せ持つ野生。69歳で文豪デビューの著者の専門は動物行動学。   人間の謎の行動についても、 ふんだんに動物行動学が盛り込まれる。   子を捨ててしまう母キツネ、   傷を負った仲間に一斉に襲いかかる七面鳥   交尾相手を貪り食うカマキリ。   偽りのメッセージを送るホタル。   それらの本能は いまだに人間の遺伝子に組み込まれていると。状況次第では人間にも表面してくると。 人間が作る差別を生み出すヒエラルキーやカースト制度とは主人公は無関係に育つ。 彼女に映る人間も、その辺の動物や生物と変わりがない。   翻訳で充分に知らない土地の風景が浮かぶ文章描写だった。 “孤独に耐えて生きること”と“怯えながら生きること”は全くの別物だと 主人公が言ってる説もありました。   どっちが善悪というわけでなく別物だと。   死ぬべき時を決めるのは一体誰なのかという件も。   これらは、人間の倫理観は置いといても   心に強く迫る言葉かと思います。   中盤以降の犯人の見立て 自分は絶対的な自信がありながら思い切り外しました鈍感すぎるのでしょうか。

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