西の魔女が死んだ

西の魔女が死んだ

梨木 香歩

新潮社 · 2001年8月 · 226ページ · 新潮文庫 新潮文庫

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内容紹介

中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも…。その後のまいの物語「渡りの一日」併録。

  • あら

    2026年8月10日

    おばあちゃんみたいな

    カントリー生活理想〜! 決めたことを守る、規則正しく生活する、自然に触れる。 規則正しく生活する、一人暮らしには大切なことだけど、私ニガテ。とくに食事テキトーになりがち。 電車で読んでうっかり涙が出てしまった。 私は祖父母と距離があったから、もう少し仲良くできてたらな。この距離感で、ちょうどよかったかもしれないとも思うけど、少し後悔してる。もう亡くなってしまったから、どうしようもないけれど。

  • 遠藤きなこ

    2026年6月11日

    情景を味わう

    まだパソコンもスマホも普及していなかった平成初期の作品らしく、物語がゆっくりと進む。特に衝撃的な事件もなく(なくもないが、刺激的には書かれていない)、ムダに思えるほどの風景描写や心理描写が描かれる。最近の小説に慣れてしまった若い人には退屈に見える作品かもしれない。しかし、できればこのゆっくりした時間を味わってほしいとも思う。しつこいほどの風景描写で、その場所をありありと想像できる。美しい丘や涼しい木陰、柔らかい草の香りまで感じることができる。そして、なんといっても出てくる食べ物が美味しそうなのだ。庭から採ってきた野菜を入れたサンドイッチや、大鍋で作るジャム。そういえば子どもの頃は、このような作品の風景や食べ物に憧れた。もっと子どもの頃にこの作品に触れたかったと思う。できれば若い人たちにも、こののんびりとしたステキな風景に癒されてほしい。そして、ラストでじんわりと涙してほしい。悲しい涙ではなく暖かい涙で。

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