ししりばの家(4)

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ししりばの家(4)

澤村伊智

KADOKAWA · 2020年1月23日 · 340ページ · 角川ホラー文庫

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内容紹介

夫の転勤先の東京で、幼馴染の平岩と再会した果歩。しかし招かれた平岩家は不気味な砂が散る家だった。怪異の存在を訴える果歩に異常はないと断言する平岩。おかしいのはこの家か、それとも、わたしかーー?

  • 流之助

    2026年9月30日

    ししりば!!

    ネタバレを含むレビューです (タップで表示)

    またしてもタイトルの平仮名四文字のセンスが良すぎる!意味が分からないのに気持ち悪さと不気味さが感じられるのがいい。かといって「のろわれ」みたいな単なる直球なネーミングにももちろんしない。シンプルな怖さより畏怖のイメージを喚起する所がいい! 今回の話は、「ぼぎわんが来る」より前の時系列。 怪異は砂! 能力者バトルものだと砂使いって結構強キャラになることが多いもんなぁ。 結局ヘビだったんだろうか? 銀が来てくれた時めっちゃ心強かった。 流れ星銀を脳裏に浮かべてしまった。 会話それ自体の意味は読み取れるのにチグハグになる怖さ、「壊される」恐怖があった。 琴子がなぜ琴子になったのか、真琴と会話をすることが彼女にとってどれだけ大きな意味を持っているのか、その辺りが分かるのも魅力の一つ。 果歩が孕ませられるくだりの嫌悪感が果てしない。 怪異によらずとも人はまるで人外にも及ばないような「非道」に、きっかけさえあれば誰でも及んでしまうのかもしれない。私もそうなってしまうかもしれないという恐怖が描かれる。とても嫌な気持ち(褒め言葉)してくれる作品。

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