内容紹介
『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』で話題の著者、初の小説集! ・ ゆきはひとりになって働きはじめ、私は水浴びする男を見つめ、雨の夜に三人は出会い、百子は絶望を抱えたまま暮らしている。 全四編が映し出す、人生のもの憂さと微光。 ・ 装幀=岡本太玖斗 ・ 【収録作品】 ・ ●「けだるいわあ」 唐揚げ弁当ひとつくださいと口に出す。真っ赤なエプロンの女のひとは「はあい」と愛想なく、しかし不機嫌そうでもなく、どちらかというとぽかんとした感じで返事をした。 ・ ●「水浴び」 ルーフバルコニーではおじさんが水浴びをしていた。パンツ一丁の姿で、青いホースから水をどんどんあふれさせ、頭の上からきもちよさそうに水を浴びている。 ・ ●「カリフラワー」 あの夜は小雨で、傘をささなくてもよいほどの小雨で、というより雨は、わたしが家を出たときにはまだ雨は降っていなかった。気配はあったが、気にしなかった。 ・ ●「風を飼う方法」 吹かれたいときに吹いてくれる風のないことには心おぼえがある。百子は黙って、窓を閉める。
レビュー
Goma❤︎Sio2026年6月27日
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ちょっと重たいのが続いたので ふんわりしようと手の取ったら… まさか楽しみにしてたタイトルの章節 性被害ものとは思わなかった。 元フジテレビの 渡邊さんがよく叩かれてるが…… 風を飼う方法の主人公は 被害を受けて その後 なんだか性への境界線が曖昧なまま ふわふわ性を開放してる感じ。 被害については 傷ついてるし怒ってる。 でも隠すしかなかった。 泣き寝入りしかなかった。 恋人にも黙ってた。 未遂としか言ってなかった。 でも、 被害後 精神科に通いつつ ふんわり自分を解放して淡々と複数と関係を結ぶ。 ああいうのは精神科医や臨床心理医学で 症状の名前が確かあったと思う。 (ちょっと今は思い出せない) 文体は好きだった。薄いし。
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