日記をつけて何になる?

日記をつけて何になる?

蟹の親子

柏書房 · 2026年3月

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内容紹介

“なぜ人は日記をつけるのだろう、何かの役に立つわけでもないのに。日記ワールドで迷子にならないためのガイドブック。”--phaさん(作家) “蟹の親子さんがいなかったら、日記屋 月日がいまも続けられていたか、私にはわからない。専門店の中心を担ったひとりの、6年分の日記論。”--内沼晋太郎さん(日記屋 月日代表取締役) 【内容】 「日記ブーム」がささやかれる今だからこそ、あらためて、立ち止まって、考えたい。 書く、公開する、売る、読む、つづける、やめるーー 日記専門店「日記屋 月日」初代店長が、自身の実践と経験をもとに具体的な場面をたどりつつ、日記という営みの本質を丁寧に掘り下げます。 “私にとって日記をつけることは、人生の手応えを探ることに似ているのです。そして、こうした実践の数々を、健気な愛情とともに「日記的だ」と言い表したい。美しい風景や言葉を目の当たりにして、「詩的だ」とたとえてみるように。”(本文より) すでに日記を書いている人も、これから始めようとしている人も、挫折したことがある人も、自分には必要ないと思っている人も、みんなで悩めばこわくない。自然と今日から日記をつけたくなる一冊です。

  • みたらい

    2026年5月19日

    日記について多角的な見方を提示してくれる

    昨今、「日記ブーム」が到来しているらしい。 そういえばニュースなどで何度か見たことがある気がする。 一口に「日記ブーム」といってもその内実には、いくつかの営みが含まれていると著者は言う。 ①日記をつけ始めること ②自分のつけている/つけていた日記を公開すること ③自分のつけている/つけていた日記を日記 本にまとめて販売すること ④誰かの日記を読んだり、誰かがまとめた日記本を買ったりすること ⑤日記について、各々が考えてることを話し合うこと ⑥日記をつけるのをやめること これらの質的に異なる行為が、一言でまとめられたのが「日記ブーム」という言葉であるとし、その一つ一つの営みについて著者の意見や考察が書かれている。 著者は日記を「世界に触れる接点」になると考えている。 日記を書くという個人的な営みを「世界に接続するための接点」として捉え直す視点は面白いと思う。 個人的には日記をつけるという行為のなかに「日記をつけるのをやめること」まで含めているのが興味深かった。 やめることで見えてくるものがあり、やめることではじめて気付くことがあるという指摘は日記を中断している自分に刺さるところがあり、すこし救われるような気持ちがした。 日記をつけている人や、今はつけてはいないが興味がある人は一読してみてもいいかもしれない。

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